今日のテーマは「資産運用はいくらから始めればいいの?」について解説します。
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投資金額をいくらにしようか迷ったら?
「資産運用始めよう」と思ったら、まず最初に自分がどれだけ投資すべきか、自分に合った投資金額を知ることが大切です。
しっかり投資する金額を決めておかないと、余裕がある投資が出来なくなります。
投資にお金を充てすぎてしまい「手元に現金がない貧乏」になったり、お金があるのに投資金額が少な過ぎて「お金なかなか増えないもったいない人間」になってしまったり…。
自分の資産(金額)を明確に把握して、適正な金額を投資に充てて、余裕を持ってお金を増やしていきましょう。
しかしいきなり初めての投資なのに、いくら投資に充てていいか悩む方も多いと思います。
そんな時は以下の3ステップを参考に、投資金額を決めてみましょう。
投資金額を決める3ステップ
自分がいくら投資に充てていいか調べる為にやるべきことは以下3つです。
①自分の資産総額を洗い出す
②資産を3つに分ける
③投資金額を決める
1項目ずつ見ていきます!
STEP①:自分の資産総額を洗い出す
お金がない人にはちょっと辛いかもしれませんが、今の自分の資産総額を振り返りましょう。
自分の現在の資産総額が分からないと、投資すべき金額さえも分かりません。
お金がないということを自覚する為に資産額を把握しようとするとちょっと悲しくなる人もいると思うので『お金をこれから増やす為に総資産を計算しよう』と思って、取り組んでみましょう。
次項参照に項目を分けて自分の資産額を計算すると分かりやすいですよ!
①普通預金
②定期預金
③財形貯蓄など
④株・債券・外貨預金など
⑤投資信託
⑥不動産など
※「⑥不動産など」の項目はついでに入れただけなので、多くの人は主に①~⑤の金額を合計して大丈夫です。
上記が算出出来たら①~⑤までの合計金額を出しましょう。
STEP②:3つの財布を作る
次に①で算出した資産合計額を『3つ』に分けていきます。
3つというのが以下です。
A:半年分くらいの生活資金を入れる
B:この先3~5年以内に使いそうなお金
C:全く今は使い道がないお金
資産を3つに分けたうちのA(=以下お財布Aと表現します>)には半年分くらいの生活資金を入れておきます。
このお財布Aには、病気・ケガ・クビなど何かあった時にある程度の期間は暮らせるくらいの金額を入れておきます。
この財布Aのお金は、投資せずに現金や普通預金など、すぐ使えるような形態で保有して、何かあった時の為に準備して、すぐ使える様にしておきます。
お財布Bには、「この先3~5年以内に使いそうなお金」を入れておきましょう。
これから3~5年後の間に必要になるであろうお金を予想して入れておきましょう。
例えば『2年後に子供が中学入学するから、入学費用がかかるな』等ですね。
お財布Bのお金は預金に入れておくのもいいのですが、それだとお金がなかなか増えずもったいないこともあります。
しかし使い道が決まっているお金を投資に充てて減ってしまうのも困りますのでリスクが低めの安定的な投資商品にお財布Bの金額を
充てるのがいいですね。
最後はお財布Cです。
お財布Cには、全く今は使い道がないお金、使い道はないけれどとりあえず貯めているお金などを入れましょう。
現時点で使い予定がないならBのお財布の分より少しリスクが高い投資をしてお金を増やすのもいいですね。
お財布Cのお金は積極的に投資に充てていいお金になります。
STEP③:投資金額を決定する。
結論、投資をしていいのはお財布Bとお財布Cのお金です。
お財布Bとお財布Cとで、それぞれ投資する商品を変えて、リスクを分散して投資出来るといいですね。
3つに分けるほど資産がない人は積立投資がおススメ!
資産を整理しようと思っても、整理するほど資産がない人も多いと思います。
また、いちいち資産を計算するのが面倒だという人も多いですよね。
資産が貯まるまで投資が出来ないかというとそうではありません。
3つにお金を分けるほど、資産が潤沢でない場合は、少額でいいので、生活費から投資費用を捻出して、資産運用を始めてみましょう。
毎月3万円くらいは生活費が余る場合はどうすればいい?
そんな時は、まず毎月の余剰資金3万円のうち、半額の1万5千円を投資に充てて、半額の1万5千円は貯金してみるのがおススメです。
まとめ
上記を参考にして、自分の総資産を3つに分けてみると「投資すべき資産額」が計算出来ます。
ちょっと面倒くさい気もしますがw、何回もやる必要があることでもありません。
投資を始めようと思ったら、まず自分の資産がいくらあるのか整理して、上記を参考に自分に合った適切な投資金額を探ってみてくださいね。